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レベッカ・クラーク

レベッカ・クラーク

作曲

1886 — 1979
1886年イングランドに生まれる。父はアメリカ人の商人、母はドイツ人だった。 ヴァイオリンを習ったのち、王立音楽大学で作曲を勉強していたが、その後演奏楽器をヴィオラに乗り換え、クイーンズ・ホール管弦楽団楽団員に入団。女性として初めてのオーケストラ団員となった。 作曲家としては1919年にヴィオラとピアノのためのソナタを作曲し、アメリカの作曲コンクールで第2位を受賞。エルネスト・ブロッホと最優秀賞を分かち合うはずだったが、性別の影響でブロッホが覇者となった。女性にこのような作品が書けるはずはなく、「レベッカ・クラーク」という名前は男性作曲家の偽名に違いないと噂されたほどである。 続くピアノ三重奏曲 (1921年) も大変に好評を得、その後のチェロとピアノのための狂詩曲(1923年) で作曲活動の頂点に達した。その他合唱曲や歌曲、そして室内楽曲も残している。 1930年代以降はだんだんと創作しなくなり、1942年以降は演奏もほとんど行わなかった。 晩年には回想録を執筆して自身のキャリアや人生を書き残している。1979年に93歳で死去した。