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クラウド・ゲイト・ダンスシアター (雲門舞集) ~動きの中の瞑想

クラウド・ゲイト・ダンスシアター (雲門舞集) ~動きの中の瞑想

ドキュメンタリー

《バンブー・ドリーム (竹夢) 》

収録日: 1999年1月1日
22分
4K対応

クラウド・ゲイト・ダンスシアターは、中国語圏で初めてのコンテンポラリー・ダンス・カンパニーとして1973年に台湾で創立。創設者で芸術監督のリン・フアイミン (林懐民) は1947年の生まれで、米国留学時にモダン・ダンスに触発されニューヨークでマーサ・グラハムやマース・カニングハムのもとで学びました。彼の作品はアジアの信仰、神話、民話、美学などからインスピレーションを得たもので、世界のどんなカンパニーにもない、成熟した中国の身体言語を表現するものです。ダンサーたちはその高度な舞踊表現の要求に応えるためにバレエはもちろん、太極導引 (呼吸法に重点を置いた一種の柔軟運動) 、武術、書道などを習得し独自の世界を生み出します。この映像では「瞑想」が彼らのトレーニングや創作プロセスにおいて重要な役割を担っていることを説明しつつ、アジアの伝統美をスリリングで現代的な動きへと変貌させる秘密に迫ります。なお《バンブー・ドリーム (竹夢) 》はアルヴォ・ペルトの音楽にのせて、竹にまつわる沢山の物語を引用して季節の循環を描いた、彼らの見事なアンサンブル・ワークを体現する代表作のひとつです。