ECMレコード サウンド＆サイレンス ～マンフレート・アイヒャーと旅する映画

1969年にドイツのミュンヘンで生まれた欧州を代表するジャズ・レーベル「ECMレコード」の創設者で、1984年からは現代音楽にスポットを当てた「ECM New Series」でクラシック・シーンにも進出した名プロデューサー、マンフレート・アイヒャーと旅するロード・ムービー風のドキュメンタリー。「透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザイン」などで世界中のファンを魅了する“ECMらしい”とても詩的な音楽映画です。彼のレーベル“哲学”やレコーディングの“妙技”にぐいぐいと迫るようなものでは決してなく、エレニ・カラインドルーやヤン・ガルバレク、キム・カシュカシャンらお馴染みの作曲家やミュージシャンたちが登場して、各々がそれぞれの街で自分たちの音楽を紡ぎ出す瞬間を捉えて、風景と共に繋げていくような内容になっています。アルヴォ・ペルトとアイヒャーが現場の片隅で手をとり合ってダンスに興じる場面なども必見です。

ソリスト: 

マンフレート・アイヒャー (語り)