ブライアン・イーノ
作曲、プロデューサー
1948年イングランド出身。イプスイッチ・聖ジョセフ・カレッジに在籍して美術を学んでいたが、電子音楽や音楽理論に関心を抱き、実験的な響きを模索するようになった。ウィンチェスター芸術学校で引き続き前衛的な芸術を学び、ケージの著作『サイレンス』と、前衛作曲家コーネリアス・カーデューとの出会いをきっかけに、更に奥深い音楽の世界を追求し始める。1970年にバンド、ロキシー・ミュージックのメンバーとなり、世界的に注目を集める。3年後にはさらに自由な活動を求めて脱退し、ギタリストであるロバート・フリップとのユニットでアルバムをリリース。またソロ名義で『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年) 、『アンビエント1/ミュージック・フォー・エアポーツ』(1978年) を発表したことで世界的に注目されるようになった。デヴィッド・ボウイ、ジョン・ハッセル、ハロルド・バッド、ジョン・ケイル、デヴィッド・バーン、グレース・ジョーンズ、カール・ハイド、ジェイムス・ブレイクとコラボレーションを行なっている。
兄のロジャー・イーノとは兄弟デュオとして活動。2020年にアルバム『ミキシング・カラーズ』をリリースした。
音楽活動の傍ら、光や映像を使った視覚アートも創作しており、展覧会やインスタレーションを行っている。