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マリス・ヤンソンス

マリス・ヤンソンス

指揮

1943 — 2019
指揮者であるヴィド・ヤンソンスの息子として、1943年ラトヴィアの首都リガに生まれ、ソヴィエト連邦で育った。レニングラード音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだのち、ウィーンでハンス・スワロフスキーに、ザルツブルクでヘルベルト・フォン・カラヤンに師事した。1971年にカラヤン財団の指揮コンクールで優勝すると、レニングラード・フィルで、名指揮者ムラヴィンスキーのアシスタントとなる。1985年から1997年まで同楽団の第2指揮者を務めた。 その後国際的な場へと活動を広げ、オスロ・フィルの音楽監督、ロンドン・フィルの首席客演指揮者、ピッツバーグ交響楽団の音楽監督を歴任。2003/2004年シーズンより、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任した。2004年からは同時にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者も務めた。その他、ウィーン・フィルやベルリン・フィルとヨーロッパ、アメリカ、日本でツアーを行ったほか、ザルツブルク、ルツェルン、エディンバラ、BBCプロムスなど、名だたる音楽祭に客演している。 また若手音楽家との交流も積極的に行い、マーラー・ユース・オーケストラやバイエルン放送響アカデミーなどと定期的に共演した。 2019年に76歳で逝去。