ヤン・リシエツキ
ピアノ
ヤン・リシエツキの解釈とテクニックには、年齢を超えた成熟味がある。26歳にして世界中で年間100回以上のコンサートを行い、アントニオ・パッパーノ、ヤニック・ネゼ=セガン、ダニエル・ハーディング、マンフレート・ホーネック、クラウディオ・アバドなどの指揮者と共演を重ねている。
15歳でドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、JUNOとECHOの両クラシック賞を受賞、18歳でグラモフォン・ヤング・アーティスト賞とレナード・バーンスタイン賞の史上最年少受賞を達成している。2012年にはユニセフのカナダ国内大使に任命された。
高い評価を得たナイト・ミュージック・リサイタルに続き、ザルツブルク音楽祭では、新しいソロ・リサイタル・プログラムとバリトンのマティアス・ゲルネとのベートーヴェン歌曲集(録音はディアパソン・ドール賞を受賞)を発表した。最近では、ボストン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団とカーネギーホールやエルプフィルハーモニー・ハンブルクで再演を果たしている。また、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団、ドレスデン国立管弦楽団、パリ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ロンドン交響楽団とも共演している。