コンテンツ一覧に移動する

マレイ・ペライア

ピアノ

1947年ニューヨークに生まれ、4歳の時にピアノを始めた。マネス音楽大学でピアノのみならず作曲と指揮を学んだほか、数年間夏になると参加していたマルボーロ音楽祭では、ルドルフ・ゼルキンやパブロ・カザルス、ブダペスト弦楽四重奏団らと共演した。また、ミエチスラフ・ホルショフスキにも師事し、薫陶を受けた。 1972年、ニューヨーク・フィルハーモニックと共演してデビュー。同じ年にリーズ国際ピアノコンクールで優勝し、翌年オールドバラ音楽祭に初出演。ブリテンやピアーズらと出会い、ピアーズのリーダーアーベントでは何度も伴奏を務めることとなる。1981年からは、同音楽祭の共同音楽監督も務めた。 1980年代にはホロヴィッツにも指示を仰ぎ、ホロヴィッツは亡くなる前夜、ペライアの前で演奏した。 幅広いディスコグラフィでも知られ、ドイツ・グラモフォンでは、バッハのフランス組曲全集と、ベートーヴェンの《月光》、《ハンマークラヴィーア》を録音。バッハの録音はグラミー賞にノミネートされている。 また近年は、ヘンレ版のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集の校訂に取り組んでいる。