イツァーク・パールマン
ヴァイオリン
1945年、イスラエルのテルアビブ生まれ。地元でヴァイオリンのレッスンを受け始めるが、その後アメリカ=イスラエル文化財団の賞学院を受けてニューヨークを訪れ、アメリカの人気番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演。アメリカ国内でその名を知られるようになった。ジュリアード音楽院に進学、イヴァン・ガラミアンとドロシー・ディレイに学んだ。
1964年にレーヴェントリット国際コンクールで優勝。その後すぐに広くツアーを行うようになった。世界中での演奏活動の傍ら、レコーディングを積極的に行い、グラミー賞やエミー賞を何度も受賞した。
また、指揮者としてもたびたび演奏活動を行っている。2001年から2005年、パールマンはデトロイト交響楽団の初めての客員指揮者を務めた。ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、イギリス室内管弦楽団などのオーケストラを率いて演奏を行った。
近年は後進の指導に力を入れており、妻トビーと「パールマン・ミュージック・プログラム」を設立。現在はジュリアード音楽院のドロシー・リチャード・スターリング財団で教員を務めている。