レナード・バーンスタイン
指揮、作曲、ピアノ
1918 — 1990
1918年ボストン近郊に生まれる。幼いころから音楽に親しみ、ラテン・スクールに通ったのち、ハーバード大学に進学。ウォルター・ピストンのもとで作曲を学ぶ。
指揮者ミトロプーロスの激励を受け、フィラデルフィアのカーティス音楽院に入学し、指揮とピアノを学んだ。夏の間はタングルウッドでクーセヴィツキーのアシスタントも務めた。
1943年、ニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者に任命され、その11月にワルターの代役で指揮。センセーショナルなデビューを飾った。1945年にはニューヨーク・シティ交響楽団の音楽監督に就任。1947年にイスラエル・フィルを指揮して以降、同楽団とも親密な関係を築いた。
1958年に、アメリカ生まれの指揮者として初めて、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任した。1969年に辞任してからは特定のポストにはつかず、多くのオーケストラに客演。とりわけマーラーの作品において、数多くの名演を残した。作曲家としては1963年までに3曲の交響曲、1971年にミサ曲を発表。その後1981年からはミュージカル音楽の作曲家として、『キャンディード』(1956年) 、『ウェスト・サイド物語』(1957年) など、多くの作品を生み出した。
1990年ボストン交響楽団との演奏を最後に指揮活動を引退。その5日後に肺がんで死去した。