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ゾルタン・コダーイ

ゾルタン・コダーイ

作曲

1882 — 1967
1882年にハンガリーのケチケメートで生まれた。リスト音楽院で作曲を学ぶ傍ら、ハンガリーのエトヴェシュ大学でハンガリー語とドイツ語を学んだ。二つの大学を共に優秀な成績で卒業。1906年にバルトークと出会い、生涯の友となった。彼らはともにハンガリー民謡を研究し、民謡集の出版を手掛けた。 博士号を取得すると、コダーイはパリに出向き、作曲の勉強を続ける。ドビュッシーの音楽に出会い、深く感銘を受けた。1907年ブダペストに戻ると、ブダペスト音楽院の教授となった。音楽理論を教えたのち、作曲も教えるようになり、1940年までこのポストに留まった。 1925年からは音楽教育に大きな興味を持つようになる。教育用の作品を多く作曲し、書物も出版した。 第二次世界大戦中もブダペストに留まり、愛国心を歌う曲もいくらか作曲した。戦後はハンガリー国民芸術会議、国際民族音楽評議会、国際音楽教育協会などのトップに就任した。 コダーイの作品には、全体を通じてハンガリーの民族音楽からの引用が多くみられるが、バルトークとは異なり、詩的な曲調と調性の簡易さは保ち続けた。 1967年に84歳で亡くなった。