ジュリアーノ・カルミニョーラ
ヴァイオリン、カデンツァ、首席ヴァイオリン
1951年にイタリアのトレヴィーゾで生まれた。ヴァイオリニストの父に学んだ後、ヴェネツィア音楽院でルイジ・フェロに師事。
パガニーニ国際コンクールでの入賞など、多くのコンクールで結果を残し、ヴァイオリニストとしてキャリアをスタート。フランコ・グッリ、ナタン・ミルシテイン、ヘンリク・シェリングらのマスタークラスにも参加し、19世紀から20世紀の作品を多く演奏した。デュティユーのヴァイオリン協奏曲の初演も務めている。また、クラウディオ・アバド、エリアフ・インバルら著名な指揮者のもと、ヨーロッパの多くのオーケストラと共演を重ねる。
アンドレア・マルコン率いるソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカに参加したことをきっかけに、バロック・ヴァイオリンでの奏法も研究する。バロックヴァイオリンの奏者としてブルージュやルツェルンなど多くのバロック音楽祭に参加。
10年に渡ってヴェネツィアの音楽大学で教授を務めたのち、現在はルツェルンとシエナで教鞭をとる。