音楽の魔法の瞬間～ホロヴィッツ in モスクワ

20世紀を象徴する偉大なピアニスト、ヴラディーミル・ホロヴィッツは1926年に初の国外コンサートをベルリンで開催し、この時から名前を西欧風にHorowitzと改めパリやロンドンで演奏。1928年にアメリカ・デビューを果たしてから巨匠の道を歩み始めます。このドキュメンタリーは、彼が亡くなる3年前の1986年 (ロシアを離れてから約60年ぶり) にモスクワ音楽院大ホールで行った伝説的リサイタルの映像を軸に、そのヴィルトゥオージティの実像に迫るものです。晩年に彼のマネージャーを務めたピーター・ゲルブ (メトロポリタン歌劇場総裁) を筆頭に作曲家や演奏家、現代の巨匠アルゲリッチにトリフォノフやパチーニなど新時代のスター・ピアニストらが語る、貴重なインタビューも見どころのひとつです。

ソリスト: 

ヴラディーミル・ホロヴィッツ (ピアノ)、マルタ・アルゲリッチ (ピアノ)、ダニール・トリフォノフ (ピアノ)、ソフィー・パチーニ (語り)、アリーナ・クデレヴィチ (チェロ)