アバドが紡ぎ出す、煌びやかで格調高い《セビリアの理髪師》(日本語字幕付き)

楽曲の深い読み込みによる知的な解釈を行う一方、楽団員の音楽性から生まれるものを尊重し、生き生きとした音楽を紡ぎ出す指揮者であったクラウディオ・アバド。緻密な音楽づくりを得意としながらも決して小さくまとまらず、輝かしい魅力を放っていました。そんな彼の音楽性が見事に発揮されているのがこの「セビリアの理髪師」です。プライやベルガンザといった存在感の大きい歌手たちの声を見事に調和させ、コミカルな作品の世界観を描き出しています。

ソリスト: 

ルイジ・アルヴァ (テノール)、テレサ・ベルガンサ (メゾソプラノ)、レナート・チェーザリ (バリトン)、エンツォ・ダーラ (バリトン)、ステファニア・マラグ (メゾソプラノ)、パオロ・モンタルソロ (バス)、ヘルマン・プライ (バリトン)、ルイジ・ローニ (バス)、ハンス・クレンマー (バスバリトン)

演奏: 

ミラノ・スカラ座合唱団、ミラノ・スカラ座管弦楽団

指揮: 

クラウディオ・アバド