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マッツ・エック演出によるバレエ《眠りの森の美女》

マッツ・エック演出によるバレエ《眠りの森の美女》

オペラ

クルベリ・バレエ団 1999年

収録日: 1999年1月1日
107分

クルベリ・バレエ団の創設者を母に持ち、確かなテクニックを基礎に独自の感性で古典バレエに現代性を与え続けてきた、スウェーデンが生んだ鬼才マッツ・エックの演出によるチャイコフスキーの名作バレエをお届けします。反抗的な10代の少女オーロラが理解のない両親や空虚で表面的な輝きの世界から抜け出そうとする姿を映し出す本作で、カラボスは麻薬の売人に、妖精たちは冷笑する少女たちの集団として描かれるなど、1996年の初演時には賛否両論を巻き起こしました。しかしロマン派的な華やかさを削ぎ落とし、心を揺さぶる感情的なアプローチで原作童話の核心を揺るぎない確信を持って伝える舞台には、一見の価値以上のものがあります。

演奏
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、クルベリ・バレエ団
指揮
リチャード・ボニング