ガヴリーロフが弾く、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第6番と第7番

1974年弱冠18歳でチャイコフスキー国際コンクールに優勝し、同年のザルツブルク音楽祭でリヒテルの代役を務めたことで世界的に脚光を浴びたアンドレイ・ガヴリーロフ。1990年にドイツ・グラモフォンと契約して3年間で9つのアルバムを録音し、同世代のクリスチャン・ツィメルマンやイーヴォ・ポゴレリチらと共に期待を集める存在でしたが、その後は2000年初頭まで殆ど演奏活動から離れてしまいます。こちらはその頃にミュンヘンで行われた演奏会の模様を記録した貴重な映像です。ベートーヴェンがピアノ・ソナタの在り方を模索していた時期に書いたOp.10の2曲のソナタを、きびきびとしたスピード感あふれるガヴリーロフの演奏でお楽しみください。

ソリスト: 

アンドレイ・ガヴリーロフ (ピアノ)