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ニコラス・エコノムが奏でるシューマン《クライスレリアーナ》ほか

ニコラス・エコノムが奏でるシューマン《クライスレリアーナ》ほか

コンサート

コングレスザール、ミュンヘン 1982年

収録日: 1983年7月16日
56分

1953年キプロス生まれのピアニスト、ニコラス・エコノムは16歳でチャイコフスキー・コンクールに出場して国際的な注目を集め、その後ミュンヘンを拠点に作曲や指揮の分野でも活躍しましたが、1993年に交通事故で早逝しています。29歳の全盛期にドイツ・グラモフォンで録音した名手アルゲリッチとの2台ピアノ・アルバム (チャイコフスキー&ラフマニノフ) でも知られる彼が、同じ頃に地元の名ホールで行った演奏会の貴重なライヴ映像をお届けします。プログラムはシューマンが20代で集中的に書き上げた小品の数々。《クライスレリアーナ》はピアニステックな華やかさとリズムのしなやかさ、「アラベスク」はたゆたうロマンティシズム、そして《蝶々》では文字通り自由自在に飛び回る軽やかさと洒落っ気を、それぞれお楽しみください。

ソリスト
ニコラス・エコノム (ピアノ)