ムターとネルソンスによるシベリウス

ムターによるシベリウスの協奏曲といえば、アンドレ・プレヴィンとの対話から生まれたシュターツカペレ・ドレスデンによる1995年の初録音盤CDの密度の高い演奏も忘れがたいのですが、2015年にネルソンスの指揮でロイヤル・コンセルトヘボウと本拠地で行ったコンサートのライヴ映像も鮮烈です。ぜひ、アンコールのバッハのパルティータと共に、情感のこもったストラディヴァリウスの音色を心ゆくまでお楽しみください。もちろん後半には、ネルソンスが得意とするショスタコーヴィチの第10番も控えておりますのでお聴き逃しなく。ちょうどドイツ・グラモフォンでボストン交響楽団と交響曲の全曲録音シリーズをスタートさせる直前の、注目の演奏です。

ソリスト: 

アンネ＝ゾフィー・ムター (ヴァイオリン)

演奏: 

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

指揮: 

アンドリス・ネルソンス