カラヤンが指揮する、ニューイヤー・コンサート

1987年、帝王カラヤンがウィーン・フィル恒例のニューイヤー・コンサートを指揮した、最初にして最後の記念すべき映像の記録をお届けします。カラヤンはこの日に向けて入念に準備し、スペイン宮廷乗馬学校の参加を提案して馬たちの足並みにポルカを合わせる練習まで行ったとか。ゲストとして迎えた当時絶頂期の人気ソプラノ、キャスリーン・バトルの艶やかな衣装と《春の声》の優雅な歌唱も大きな話題を呼びました。時に微笑みをたたえ、聴衆へのサーヴィスとしてポーズをとって見せるなど、リラックスして楽しげな雰囲気の貴重な“帝王”の姿をご堪能ください。

ソリスト: 

キャスリーン・バトル (ソプラノ)

演奏: 

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮: 

ヘルベルト・フォン・カラヤン