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アントニオ・パッパーノ

アントニオ・パッパーノ

指揮

1959年、イタリア人の両親のもとイングランドで生まれた。13歳の時にアメリカに渡り作曲とピアノを学ぶ。その後はコレペティトール、そしてアシスタント指揮者としてヨーロッパと北米の一流歌劇場を渡り歩いた。中でもバイロイト音楽祭ではバレンボイムのアシスタントを務め、《トリスタンとイゾルデ》、《ニーベルングの指輪》四部作、《パルジファル》の演奏に立ち会った。1990年からノルウェー歌劇場の音楽監督、1992年からブリュッセルのモネ劇場の音楽監督、そして1997年からはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団初の首席客演音楽監督を歴任。2005年からはサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席指揮者となり、2023/24シーズンからはロンドン交響楽団の首席指揮者に就任する。 ピアノ伴奏者としての活躍も著しく、ディアナ・ダムラウ、ジェラルド・フィンリー、イアン・ボストリッジなど多くの一流歌手と共演を果たしている。また司会者としても定評があり、BBCのテレビドキュメントなどに参加している。 2012年にはエリザベス2世から爵位を授けられた。