ゲルギエフ指揮、クラッツァー演出の《タンホイザー》

2019年にバイロイトで新制作されたトビアス・クラッツァー演出の《タンホイザー》は、落ちこぼれ一座のロードムービーとして始まります。クラッツァーは、ワーグナーの掲げた「欲する自由、行動する自由、楽しむ自由」というスローガンに着想を得つつ、音楽祭の歴史にも触れています。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙は、「センスがよく想像力に富み、ユーモア溢れる舞台。深刻な幕切れだが、観客は釘付けになり、時には笑い声も立てた」と評しています。題名役のスティーヴン・グールドはバイロイトの常連ですが、当舞台ではワレリー・ゲルギエフ、そして新進ソプラノ、リーゼ・ダヴィドセン (エリーザベト) が音楽祭デビューを飾っています。

ソリスト: 

ダニエル・ベーレ (テノール)、ヴィルヘルム・シュヴィングハマー (バス)、ステファン・ミリング (バス)、スティーヴン・グールド (テノール)、マルクス・アイヒェ (バリトン)、カイ・スティーファーマン (バリトン)、ホルヘ・ロドリゲス＝ノルトン (テノール)、リセ・ダヴィドセン (ソプラノ)、エレーナ・ツィトコーワ (メゾソプラノ)、カタリナ・コンラディ (ソプラノ)、コーネリア・ラッグ (ソプラノ)、ルシラ・グラハム (メゾソプラノ)、アネット・グートヤール (アルト)、マンニ・ラウデンバッハ (演技・歌唱)

演奏: 

バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団

指揮: 

ワレリー・ゲルギエフ