ネゼ=セガンが指揮するベートーヴェンの交響曲第6番＆第7番

ベートーヴェンはかつて、自分の音楽は人類を陶酔させるものでありたいと宣言しましたが、生の喜びに満ちた飾り気のない熱気において、彼の交響曲第7番に匹敵するものはないでしょう。一方、《田園》交響曲は、自然への最高の賛歌であり、麗らかであると同時に激情的な側面も持っています。2021年7月にバーデン・バーデン祝祭劇場でライブ収録された本映像では、ヤニック・ネゼ=セガンとヨーロッパ室内管弦楽団によるベートーヴェン・ツィクルスの模様をご覧いただけます。フィナンシャル・タイムズ紙によって　「明晰で喜びに溢れた」演奏と評された《田園》は、このツィクルスのハイライトと言えるものです。まるでスコアのインクがまだ乾いていないかのように錯覚させる、新鮮な視点で解き明かされた圧倒的なベートーヴェン演奏にご注目ください。

演奏: 

ヨーロッパ室内管弦楽団

指揮: 

ヤニック・ネゼ=セガン