ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンのブルックナーの交響曲第1番

ドイツ音楽のスペシャリストであり、ことブルックナーに関しては演奏回数も多く、非常に評価の高いクリスティアン・ティーレマン。彼は2012年にシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任してからすぐにブルックナーの全曲演奏を開始しました。第1番は、演奏機会は多くありませんが、古き良きドイツ音楽の雰囲気を感じさせ、一方で革新を求めるブルックナーの筆致も聞こえてくる作品です。美しい自然の描写を感じさせる第2楽章や、高揚感溢れる第4楽章などの表現にティーレマンらしさがあらわれています。

演奏: 

シュターツカペレ・ドレスデン

指揮: 

クリスティアン・ティーレマン