アーノンクールが指揮する、クリスマスを迎えるためのアドヴェント・コンサート

2000年12月8日の祝日、オーストリア・バロック建築の典型であるベネディクト会派のメルク修道院では招待客を前に、コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンとアルノルト・シェーンベルク合唱団によるクリスマスを迎えるためのアドヴェント・コンサートが開催されました。演奏されたのはバッハの教会カンタータと《マニフィカト》。会場となったのは900年の歴史を持つ同修道院の守護聖人コロマンに捧げられた部屋です。年明けにウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで初めて指揮台に立つことになるアーノンクールにとっても、この日の公演は特別なものになったことでしょう。ソリストの中にクリスティーネ・シェーファー (ソプラノ) やイアン・ボストリッジ (テノール) ら、その後のスター歌手たちが期待の若手として顔を揃えているのにもご注目ください。

ソリスト: 

クリスティーネ・シェーファー (ソプラノ)、アンナ・コロンディ (ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク (アルト)、イアン・ボストリッジ (テノール)、Christopher Maltman (バリトン)

演奏: 

アルノルト・シェーンベルク合唱団、コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン

指揮: 

ニコラウス・アーノンクール