収録時間
38分
フランシスコ・アライサが歌う《詩人の恋》
コンサート
ヴォルフェック城 1993年
収録日: 1993年1月1日
38分
ドイツ南部のルネッサンス様式のヴォルフェック城で収録された、ロマン派歌曲に新たな地平を拓いたシューマンの傑作《詩人の恋》のリサイタルをお届けします。歌い手は1950年にメキシコで生まれ、ウィーン国立歌劇場の宮廷歌手も務めたスター・テノール、フランシスコ・アライサ。円熟期へと向かう途中のみずみずしい歌唱と深い表現力に裏打ちされた解釈で、ハイネの詩篇から「ある若者が恋に落ちるがやがて失恋し、後にそうした青春を回想する」過程をあたかも一つの物語のように描き出していきます。ピアノを演奏するジャン・ルメールもアライサとはいくつかの歌曲録音で共演した間柄であり、ここでも驚くほどに息のあったアンサンブルを聴かせてくれます。
- ソリスト:
- フランシスコ・アライサ (テノール)、ジャン・ルメール (ピアノ)